アンティークの凍石のビーズとエッヂッドカーネリアンを組み合わせたネックレスです。
このネックレスに使用している凍石(ステアタイト)ビーズは、インダス文明(紀元前2600年~紀元前1800年頃インダス川周辺に栄えた文明:世界4大文明のひとつ)の古代都市遺跡「ハラッパー」より発見されたものです。
また、エッジドカーネリアンはインダス文明の古代都市遺跡「モヘンジョダロ」より発見されたものです。
凍石(ステアタイト)は、滑石砕いて粉末状にした後、別の石(橄欖石など)粉末と混ぜあわせて焼き人工的に作られた石です。
見た目は、石膏や骨のように見えます。インダス文明では、一番有名な【インダス式印章】に使われた材料と同一の素材と思われます。
インダス式印章には、通常、動物の絵柄とインダス文字2~3文字(未解読)が彫り込まれています。
カーネリアン(和名:紅玉髄)は、草の汁で白い模様を描き、400度ぐらいで焼く事により、石の色が【茶褐色】から【オレンジ色】のような明るい茶褐色へ変化すると同時に、白い模様が固着します。この模様は約4000年経過した今も消えることはありません。
エッジドカーネリアンは、インダス文明の最大の工芸品として、遠くエジプト文明や、メソポタミア文明にも海運(草船)を利用して輸出されていたようで、エジプト、メソポタミヤ、アラビア半島の国々にも輸出さてれいます。
白いビーズの間に挟まれた、エッヂドカーネリアンは、丸い羊の眼の様な模様のモノと極小の管状のカーネリアンにストライプ模様を描いて加工されたものです。
この時代のよりもずっと後の時代にも、羊の眼のような模様を描いたビーズが各地でつくられました。アラビア半島でも、インドでも、チベットを始めとするヒマラヤの国々でも、ビルマやタイでもつくられました。これらはみなインダス文明の模倣からスタートしたのではないでしょうか?
眼玉模様には人々を引き付ける何かがあるのでしょう。
白い凍石のビーズもオレンジ色のエッヂドカーネリアンの眼玉模様も、護符として活躍したものだと考えられています。
約4000年前に作られたモノとは思えないほど、精巧に加工した技術に敬服します。
そして今、私たちの手元にやってきたこの小さなアート作品。この先も大切に後の世に伝えて行きたいですね。
ネックレスの長さ:42cm(留め具を含む)
ネックレス全体の重さ:11グラム
top凍石ビーズ(牙型)一粒の大きさ:縦5ミリ✕横6ミリ×高20ミリ
ビーズ種類:凍石製(ステアタイト)アンティークビーズ
エッヂドカーネリアン アンティークビーズ
留め具:引き輪式(シルバーとクロームメッキパーツを混在使用)
中糸:丈夫なポリエステルコットンの白い糸を4重に束ねて通してあります。
金属製のワイヤー加工よりも丈夫な上、ネックレス全体に柔らかいラインが出ます。
こちらの商品に使用しているビーズは、約4000年経過した発掘品のビーズのため、細かなキズ、欠け、汚れがございます。
経年により、模様の摩耗部分や変色している部分もございます。
一部のビーズ表面に、汚れ状の部分がありますが、これは地中で長い間に他の成分と化学反応によって変色した部分ですので取れません。
以上アンティークの特質をあらかじめご理解の上ご購入くださいませ。
■こちらの製品は、パーツの仕入れ、デザイン、加工まで一貫して当店でおこなってます■