インダス文明期につくられた凍石(ステアタイト)アンティークビーズのネックレスです。
このネックレスに使用している凍石(ステアタイト)ビーズは、インダス文明(紀元前2600年~紀元前1800年頃インダス川周辺に栄えた文明:世界4大文明のひとつ)の古代都市遺跡「ハラッパー」より発見されたものです。
凍石(ステアタイト)は、滑石砕いて粉末状にした後、別の石(橄欖石など)粉末と混ぜあわせて焼き人工的に作られた石です。
見た目は、石膏や骨のように見えます。インダス文明では、一番有名な【インダス式印章】に使われた材料と同一の素材と思われます。
インダス式印章には、通常、動物の絵柄とインダス文字2~3文字(未解読)が彫り込まれています。その頃に、このような加工技術があったこともスゴイですね。
こちらの凍石のビーズは、ハラッパー遺跡からの発掘品です。ビーズは、小さな蝶々のような形などに加工され、表面にはサイコロの【4】や【5】のように眼玉模様が彫り込まれています。
こちらの丸い模様を顕微鏡などで観察すると、彫刻刀の様な先の尖ったもので一筆書きの様に削ったのではなく、小さな竹筒状の道具を利用して、回転させて削って模様を彫り込んだのがわかります。
丸い模様の直径が揃っているのもなるほど、そうゆうことか!と関心させられます。
このビーズは、何らかの【護符】か、髪の毛に通して【髪飾り】にされていたと考えられております。
約4000年前に作られたモノとは思えないほど、精巧に加工した技術に敬服します。
そして今、私たちの手元にやってきたこの小さなアート作品。この先も大切に後の世に伝えて行きたいですね。
ネックレスの長さ:44cm(留め具を含む)
ネックレス全体の重さ:14グラム
top凍石ビーズ(分銅型)一粒の大きさ:縦9ミリ✕横9ミリ×高14ミリ
ビーズ種類:凍石製(ステアタイト)アンティークビーズ
凍石のビーズとビーズの間にある黒いビーズは、古い時代(年代不明)のガラス製ビーズです。
留め具:引き輪式(シルバーとクロームメッキパーツを混在使用)
中糸:丈夫なポリエステルコットンの白い糸を4重に束ねて通してあります。
金属製のワイヤー加工よりも丈夫な上、ネックレス全体に柔らかいラインが出ます。
こちらの商品に使用しているビーズは、約4000年経過した発掘品のビーズのため、細かなキズ、欠け、汚れがございます。
経年により、模様の摩耗部分や変色している部分もございます。
一部のビーズ表面に、汚れ状の部分がありますが、これは地中で長い間に他の成分と化学反応によって変色した部分ですので取れません。
以上アンティークの特質をあらかじめご理解の上ご購入くださいませ。
■こちらの製品は、パーツの仕入れ、デザイン、加工まで一貫して当店でおこなってます■